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酒井家の墓所「未来に継承を」

2020.2.15-朝日新聞

「振興会」が設立総会

一般社団法人「荘内酒井歴史文化振興会」が14日、鶴岡市の荘内神社で設立総会を開いた。庄内藩の開藩400年の筋目となる2022年に酒井家の歴代藩主らが眠る墓所の一般公開を目指しており、賛助会員を募るなどして資金を集める考えだ。

振興会の名誉会長は酒井家18代当主の酒井忠久さん(73)、代表理事は長男で19代目の忠順さん(45)が務める。総会で、忠順さんは集まった約150人を前に「歴史と文化を財産として活用しながら保存を図り、未来に継承していきたい」と設立の趣旨を説明した。

鶴岡市家中新町にある酒井家墓所は広さ約7300平方メートル。年に数回、ボランティアの手を借りて草刈りなど手入れをしているが、管理が行き届いている状態ではないという。

公開には数千万円の整備費用が必要と試算。すでにクラウドファンディングで調達した約326万円も当面の維持、管理などに充てるという。

2020年(令和2年)2月15日(土曜日)朝日新聞 25面【山形】