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初代 酒井忠次 

酒井 忠次(さかい ただつぐ)
酒井家初代。三州井田の城主酒井忠善の嫡男。三河国で生まれ10歳で家督を継ぐ。16歳のときに松平広忠(徳川家康の父)に仕えてその妹碓井姫を妻とする。天文18年(1549)に広忠が没し、今川義元の人質となっていた遺子元信(のちの徳川家康)に仕えて駿府に在勤。
永禄3年(1560)の義元の敗死によって岡崎に帰る。同7年(1564)6月に三河を平定して吉田城(現在の豊橋市)を与えられ、以来家康の姉川・三方ヶ原・長篠・小牧・長久手各戦役で活躍して功をたて、徳川四天王の1人と称された。天正14年(1586)には家康に従って京都に上り豊臣秀吉から近江に1,000石の地を与えられた。
同年従四位下を賜り左衛門督と称する。同16年(1588)に眼病のため隠居して吉田城を嫡男家次に譲り、入道して京都桜井の地に隠棲した。

朱塗黒糸威二枚銅具足(致道博物館 所蔵)