藩校サミット
先日、全国藩校サミット舞鶴大会に出席した。平成14年に湯島聖堂ではじまった藩校サミットも今回で16回目。平成19年には鶴岡市(庄内藩・致道館)で開催された。
江戸時代、全国の260余りの藩で次々に藩校が設立された。その教育は各藩それぞれに特色があり、その地方の青少年教育および文化の振興に大きく寄与してきた。それぞれの地域に息づいている藩校の伝統や精神を、現代の視点で見直して評価し、生かすべきは生かしていこうという趣旨で、毎年全国の藩校所在地が持ち回りで藩校サミットを開催している。
舞鶴は戦国時代の末に細川幽斎によって田辺城が築かれて以来、細川・京極・牧野氏の城下町として発展してきた。今年は牧野家初代藩主・牧野親成公が田辺に入部して350年の記念の年。牧野家入部350周年記念の大会となった。
酒井家が庄内に入部して400年となる2022年まであと4年。今一度、藩校の伝統や精神を根本から学び直したい。
Bloom 2018.12 vol.79 知新‐新しきを知る‐ 第8回