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七代 酒井忠寄 

酒井 忠寄(さかい ただより)
酒井家第7代。庄内松山藩主酒井忠豫の次男として松山で出生。享保4年(1719)に庄内藩主第6代酒井忠真の養嗣子となり、翌5年12月、従五位下摂津守に叙任。江戸藩邸で室鳩巣を師として儒学を修めた。同16年(1731)10月、28歳のときに第7代の家督を継ぎ庄内藩主となって同18年(1733)12月 従四位下。元文5年(1740)12月に侍従となり、寛延2年(1749)9月には老中に任ぜられる。老中在職15年、明和元年(1764)5月に辞任したが、この間宝暦10年(1760)の将軍宣下の儀式で大役をつとめる等、出費多大のうえ凶作、大火等の災害が続き、藩の財政は極度に窮乏した。

墨竹図(致道博物館 所蔵)