四代 酒井忠当
酒井 忠当(さかい ただまさ)
酒井家第4代。庄内藩主第3代酒井忠勝の長子として越後高田で出生。寛永4年(1627)12月に従五位下・摂津守に任ぜられる。同11年(1634)6月に将軍家光に従って上洛、同年12月に老中松平伊豆守(信綱)の娘千萬姫を夫人に迎える。正保3年(1646)に藩内に叔父酒井長門守(忠重)の策謀による後嗣をめぐる騒動が起こるが、同4年(1647)12月に義父・伊豆守の尽力により31歳で第4代として家督を継ぐ。承応2年(1653)には日光東照宮に石灯篭2基を寄進した。明暦2年(1656)12月に従四位下。能筆をもって知られる。